これからの住まい方を考えたバリアフリー住宅

自分の住まい方に合わせたこだわりのバリアフリー住宅

この住宅は、大きい道路から外れており、抜け道的な未舗装で幅員の小さい道路に面するものでした。
地盤がそれほど良くなかったので地盤改良も行っています。基本的に依頼主の安心した老後生活ができるようにというものでした。
面白い要望ではお年寄りが住んでいるように見えないようにともおっしゃってました。
(いつまでも若々しくしていたいからという意味です。)
予算の抑えた家づくりでしたが、コラボレーションを何回も重ねることで、住まい手の価値観をきっちり確保できています。

外観です

外観 サイディング

外壁はサイディングの同色2種類を組み合わせてデザインしています。
メインには櫛引柄、アクセントに下見板張り柄のものを選択しています。撮影時の天候が悪すぎで綺麗に写っていないのが残念。
キャメル色に黒色の屋根材、破風板や軒裏は落ちつた彩度の紫色になっています。
屋根材は見えませんが、このお宅で使用したものは当時、京都初という物で瓦風なデザインで軽量、耐候性に強いもの(繊維混入セメントプレス成形板)となっています。

玄関ホールです

玄関 間仕切り 建具

建具屋さんがこの中央の間仕切り建具の搬入に苦労されていたのを今でも覚えています。
これとは別にもう一枚同サイズの建具、それと幅の狭いものが手前にあり、これら3枚をスライドさせることで使い方に変化をもたせています。
玄関先で近所の友人達と頻繁に会話されるということで、玄関からデッキまでの目線をとることによって明るく、広く見せるという効果にもなっています。
ちなみに材質はポリカボネート(乳白色)を使用しているのでガラスみたいに割れることはありません。

居間と客間です

居間 客間

和室である居間と洋室の客間が隣接しています。
もちろん4枚引込み建具で個々を間仕切ることも出来るようにしています。手前の客間にはピアノが配置されています。
現在は娘さんがお孫さんと帰ってこられた時に泊まれるスペースとして利用されているようです。
将来、1階だけで生活するようになれば客間がベッドのおける寝室となり、1フロアで生活しやすいようにも考えています。

階段室と2階ホールです

階段

右手のドアを開けると個室に、左に向くと右手にベランダがあり、それから便所、奥様の主寝室が配置されています。
写真中央近くに少しだけ窓が写っていますが、これはベランダへの出入り口の吹き抜け部分に設けられています。
南からの日差しで明るいのはもとより、空が綺麗に見えるんですよ。

2階ホールから見て

階段 ホール

写っていませんが、右手に奥様の机を置かれ趣味のスペースとして…。
腰壁には常に本を読まれるということで本棚を設けています。

2階便所です

便所 ルフトハンザ

「2階の便所はプライベート空間なので、思い切って色彩を遊んでください」って言ったら「こうしたい!」とのことでした。
何やら、娘さんが昔訪れた、フランクフルト国際空港の配色がこうだったそうで気に入っていたそうです。
感性豊かな娘さんに拍手!いい“家づくり”になりました。ルフトハンザ航空カラーですね。