狭小敷地でも広く感じる家づくり

約20坪の建売住宅用地に希望を詰め込んだユニークな家づくり。

この住宅は、敷地面積67.68㎡(約20坪)、間口が5.39mという土地に建っていた2階建ての建売住宅を建替えるというものでした。
3人の息子さんがおられ、それぞれの部屋も必要になってきたということ。
将来、1階で息子さんが仕事が出来るように等、ここでは説明出来ないほどの希望が詰め込まれた住まいとなっています。
この建物の施工時はまだ「バリアフリー」なんて言葉も世間では知られていませんでしたが、出来る限り長く住まえるように工夫しています。
仕上げ方も色々工夫し、目で見て、触って、空間の感じ方にも違いがあるようにしています。

立体感のある素敵な外観です

外観 アプローチ

木製のベランダ印象的な外観です。
写真では分かりにくいですが、アプローチと駐車場などの計画がうまく考えられているので、建物の前に立つと大きく、広く感じます。

2階ベランダです

ベランダ

接道は北側なんですが、西側が開けているため明るく気持ちの良いベランダになっています。
写真では分りにくいですが外壁は左官仕上げ(外壁北側と南側のみ)になっています。
正面の窓は施工時に急遽設けたもので、階段室を明るくさせる、1階から階段を上がってくるときにベランダの植物が見えるようになるという効果があります。

2階ベランダです

庇 強化ガラス

このベランダの庇は強化ガラスになっていて、外観の左官仕上げを損なわないようにデザインしています。
ベランダ自体、外観を考慮してデザインしたものです。施主の方にも喜んでもらえたのが嬉しかったです。

2階の廊下です

廊下 メーターモジュール

分かり難い話なのですが、この廊下幅でモジュール(柱芯々間寸法)が1mになります。いわゆるメーターモジュールです。
一般的な910mmとは差がちょっとのことですが、体感的には大きく違ってきます。
体格の良い息子さんたちがおられますので廊下や出入り口などをメーターモジュールにしています。
キレイなグリーン色のフローリングも素敵でしょ。

2階の食堂です

食堂 タイル貼り ベンチ

どうしても3階建てになると建物の中央部分が暗くなりがちになりますが、この住まいでは3階部分の壁面を少し後退させ、トップライトを幅広く設けて明るく、少しでも広く感じるようにしています。
壁面に50角タイルが貼ってあるのがわかります。
こうすることで太陽光のない夜でも照明の光が少し反射し部屋全体をまた違った印象で明るくすることが出来ます。
窓にしなかったのは隣地が建て替えをしても影響のないようにです。ベンチは中が収納になっています。

食堂上の吹抜です

吹き抜け トップライト

食堂から3階廊下、天井収納庫を見上げています。

食堂上の吹抜です

吹き抜け

天井収納子から2階の食堂を見下ろしています。
天井収納庫と言っても隔離された、ただの物置にはしたくありませんでした。
3階の子供室からもハシゴで上がれるようになっています。天窓もあり、収納庫も明るく、一つのフリースペースとしても十分です。

3階洋室です

洋室 子供部屋

3階は3部屋あり、3人の息子さんの部屋になっています。
この部屋ともう一つは建具で仕切られているだけで兄弟間の交流が切れないようにしています。
壁紙は息子さんが選択されました。写真では分りにくいですが板張り調になっている柄です。
初めは凄いのを選択されるなぁと思っていましたが、貼ってみると意外にしっくり落ち着きます。
なかなかのセンスの持ち主でした。

3階洋室です

天井収納庫

前の画像を反対に見たところです。天井収納庫も写っています。
ロフト的な使い方もでき、長物はこちら側から収納できるように考えています。採光・通風できるのも良いです!