和風で趣のある本家はバリアフリーの二世帯住宅

使い勝手のいい和風建築。親族が集えるバリアフリー二世帯住宅を建てる。

この住宅は、敷地面積383.57㎡(約116坪)、間口が13.82mという敷地に2階建ての住宅を建てるというものでした。
娘さんご夫婦の住まいが隣接する2世帯住宅の形になっています。
こちらはご両親の住まいで、主に親族が集えるように計画されています。
写真には写っていない全ての箇所で“住まい方”を汲んだ住まいになっています。
依頼主にとっても私達にとってもコラボレーションを楽しめた“家づくり”となりました。
設備では、大阪ガスのガス発電・給湯暖冷房システム「エコウィル」を採用した住まいになっているのも特徴です。

重厚な正門

正門

広角レンズではないのでこれだけしか写りませんでした。
左側に見える車庫と一体になった大きな門構えになっています。右端に写っているのが通用門です。
正門を開けると内部にまで車両が入れるようにしています。この門扉一枚でもかなりの重さなんですよ。

エントランスです

エントランス

内側から正門を見ています。とても贅沢な空間です。

玄関です

玄関

この位置で道路から約15m入ることになります。
日常、こちらからの出入りはないそうです。外壁は全て左官仕上げ、薄い緑色になっています。
扉は所長が「林」をイメージしてシンプルにデザインしたものになっています。
建具上部の格子だけが密になっているのが見てとれます。和室の障子も同じイメージだそうです。

水盤です

水盤 信楽焼き

水盤は所長が信楽で選んできたものです。

玄関横の中門です

中門

この中門をくぐると庭になっています。(正門を入ればそこから庭みたいなものなんですけどね。)
四つ目垣の前にある狸は吉田山の方角に向けるそうです。

和風庭園です

和風庭園

庭は建物の南側にあり、居間、和室の広縁に接しています。眺めは大変美しく、街中にいるのも忘れてしまいそうになります。

ダイニングです

ダイニング

右に写っている出入り口から出ると廊下、手前は居間、和室となっています。
食堂と居間だけで約23畳分の広さになっており、建物の最大幅となっています。
内壁も外部と同様のグラナダ左官仕上げにしています。和風にも洋風にもしっくりくる材料なので気に入っています。
中央一番奥に見えるものは階段下を収納にしたもので小分けに分割されており、普段の小物入れに役立っています。

ダイニング吹抜です

ダイニング 吹き抜け

食堂部分の天井は吹き抜けています。向かって左側、緑色のガラスが見える箇所は階段室になっています。
右側は2階の廊下面になっていて、折れ戸で開放できるようになっています。

リビングです

リビング

本当は“食堂”“居間”“和室”と名前を付けて紹介したくない住まいです。
なぜなら、食堂で普段寛ぐことも出来ますし、和室で食事も出来ます。
その時の気分とシチュエーションによって変化のある“住まい方”が出来るようになっています。
和室は“和風な居間”ということでしょうか…。

和室です

和室 堀こたつ

居間と和室の間にはあえて段差を設けてあります。空間的な感覚、視点、動作等を考えてのことです。
ここでは説明が出来ませんが、一概に「バリアフリー」にしてしまうことが良いとは限らないことを付け加えておきます。

和室です

和室 デザイン障子

玄関のところでも紹介しましたが、この障子も所長が「林」をイメージしてデザインしています。
この住まいのモジュール(柱芯間の距離)は980mmになっていますので、一般的な910mmと違い、同じ2間分の幅と言ってもかなり大きさを感じます。
庭の光を通して、なにか木立の中にいるような感じになります。

1階レストルームです

レストルーム

バリアフリーの希望と計画ですのでゆったりめのレストルームにしています。
普段過ごされる居間や主寝室からの動線も考えて計画しています。