京都、祇園の石塀小路にあるお店

京都、祇園の石塀小路にある昭和初期を感じさせるクラブです。

ここは祇園石塀小路の一角にある木造の料理屋を外部は入口部分以外ほとんど改装せず、内部は一旦構造体のみを残すところまで解体し、補強しながら新しくしたものです。
要望としては、以前花見小路のビル内で営業されていた洋風なイメージを残しつつ祇園の雰囲気を損なわないようにして欲しいというものでした。
店内アプローチはモダン和風、暖簾をくぐれば少しノスタルジーを感じさせる昭和初期の頃の洋風感、奥にあるソファ席は坪庭と一体化した数奇屋風というイメージ構成にしています。

店構え

祇園 石塀小路

一見、普通の住宅に見えます。町屋を大改修しています。

店舗内部アプローチです

店内 アプローチ

入口の引き戸を開けると、クォーツ石乱張り床のアプローチになっています。正面入口から一歩入れば雰囲気はまた違ったものに。
右手は松板張りの壁と一体化したお客様用レストルームになっています。
左手にはクロークと格子戸によって区別されている2階へ上る内玄関があります。
正面に見える暖簾は客席への期待と奥行を演出するためです。

お客様用レストルームです

レストルーム

上の写真で説明しましたレストルームの内部です。
暗くて分りづらいですが、和紙ダンボールを活かした間接照明、ステンレスパンチグメタルの手洗いカウンターなどを使用。
足元には砂利を敷き込み、腰壁は竹貼りに…、和風の中にも、清潔さやモダンな雰囲気をデザインしています。

カウンター席です

カウンター席

昔ながらのナラパーケットブロックタイルを床に使用しました。
構造的に残した独立丸柱と大谷石貼りの壁、緩やかなカーブのカウンターのレイアウトです。
照明計画にもこだわっているので居心地の良い空間です。
写真左側の丸柱のあたりはゆとりのスペースが設けてあり、マスターのギター演奏やダンススペースにもなります。
映画俳優などの常連客も多いそうです。

ソファ席です

ソファ席

カウンター席スペースの奥にあるソファ席。
正面に見えるカウンター席スペースとの境界になっているスクリーン壁は、写真では分りにくいですが、四角の穴が開いているだけではなく、手の込んだ仕様になっています。
淡いグリーンのソファとじゅらく壁を間接照明が落ち着いた雰囲気を醸しだしています。
右手が少し奥まったBOX席になっています。
閉鎖的でもないオープンでもないようにしています。

ソファ席です

ソファ席

上の写真の反対側を見ています。
正面に見える坪庭は既存建物の下屋部分を取り壊して新しく作りました。
もちろん、ここもライトアップ効果を考えて工夫しています。雪の降る日は、雪が青竹垣に映えキレイですよ。
この坪庭がこの建物の一番奥になります。天井や柱、長押など杉材素地仕上の和風エレメントでまとめられています。