旅館業許可申請(5)

工事の完成が近づいたら、消防署へ『消防法令適合通知書』交付の為の申請をします。

この書類を交付してもらうには現場検査があるのですが、検査日は希望日を予約することになります。

消防署の検査は工事が完成していなくても指導要項が検査出来る状態で受けることが出来ます。

この検査が問題なく完了すると、約3~5日で『消防法令適合通知書』が交付されます。

ここまでくれば一気に旅館業許可申請へ

『消防法令適合通知書』を受け取ったその足で、保健所で旅館業許可申請を行います。
もちろん必要部数は用意しておきます。

何度も打ち合わせをしてあるので問題なく受け付けてもらえました。
通常ならここで保健所の検査日を予約するのですが、前もって予約状況を確認し、『消防法令適合通知書』の交付に合わせて事前予約しておくことも可能です。

事業主にとっては一日も早く営業出来ることが希望ですので、段取りは大切です!

保健所の検査はシビアです。

何度も相談をしていたので検査は特に問題もなくスムーズに終わりました。

  • 帳場の大きさやカウンターの大きさ、天井の高さ関係、展開図と相違がないかどうかの確認。
  • 客室の寝室面積や窓の大きさ、収納についての確認。
  • 水回りの設備が申請図書と同じかどうかの確認。

主なチェック項目は上記のとおりです。

旅館業許可申請書に記入する寝室面積などは工事完了前に実寸を再確認した方が良いです。
窓面積の割合や客室の定員が少しの違いで変わってきそうなら注意が必要です。

寸法はレーザーで計測されますので図面上の寸法表記は出来るだけ誤差の無いようにしましょう。
(計画図書とだいぶ違うと言われれば今までの相談が台無しになりますよ。)

手間と時間が掛かります

この計画では依頼されてから旅館業の許可がおりるまで約5ヶ月掛かりました。

1番最初の用途変更が出来るかどうか、そして100㎡以下での計画に変更することになって、打ち合わせや相談でかなり時間と労力を費やしました。

旅館業の許可をとらない事業主も多いと聞きますが、「キチンと許可を取りたい」と言われる依頼者の希望に答えられて良かったです。

追記としまして、許可がおりるまでに簡易宿泊所として広告はして良いのかと質問されることもあります。
もちろん営業は出来ませんが開店広告や宿泊予約は事業者責任で可能です。
ただ、スムーズに旅館業許可証が交付される保障はありませんので宿泊予約は控えてもらった方が良いでしょう。

備忘録ですがこれから計画されている方にとって少しでも参考になればと思います。おわり。